断酒の抗酒薬シアナマイドやノックビンに副作用はないの?
病院にいくと医者に
「あなたはアルコール依存症です」
と診断され。
「断酒しないと死にます」
とまでいわれ。
「断酒するために、抗酒薬、つまりシアナマイドかノックビンを飲みなさい」
と、ほとんどの人がいわれます。
アルコールを代謝する肝臓のタイプ
酒を飲むと、身体の中でなにが起こっているのでしょうか。
- .酒を飲むと、まず肝臓でアルコールがアセドアルデヒドに代謝されます。アセドアルデヒドは発がん性がある猛毒な物質です
- そして次にアセドアルデヒドが酢酸に分解されます
- その後、酢酸は水と二酸化炭素となり、呼吸や尿として排出されます
酒が強い人は、すぐにアセドアルデヒドを分解してしまいます。
そのため、平気な顔で酒を何杯もおかわりできます。
酒が弱い人は、アセドアルデヒドの分解がほとんどできません。
そのため、お酒を1~2杯で気分が悪くなりギブアップします。
これは遺伝で親から引き継ぎ、肝臓のタイプが決まります。
NN型(酒が飲める)、ND型・DN型(中間)、DD型(まったく飲めない)の4種類です。
アメリカ人やロシア人はNN型しかいません。
そのためアルコール依存症率が高いのです
シアナマイドとは
シアナマイドは透明な水薬です。
肝臓の働き、1.と2.を止めてしまうのです。
この働きが止まってしまいます。
すると、アセドアルデヒドが分解できずに身体中をめぐります。
- 二日酔いよりひどい症状に襲われます
- 100メートル走をしたかのように心臓がバクバクし、視界は真っ白になりなにも見えなくなります
- 気分が悪くなり、この状態が3~4時間続きます
- 最後には救急車を呼ぶ人が多いです
参考記事 アルコール依存症の治療|断酒を成功させる4つの手段
高齢で心臓が悪い人は心臓発作の危険があるため、高齢者には出されません。
効き目は24時間程度です。
ノックビンとは
ノックビンは、白い粉薬です。
効果がほぼシアナマイドと同じです。
ただ、効き目が1週間と長いため、シアナマイドを飲んだふりをして再飲酒する人によく用いられます。
シアナマイド、ノックビンに副作用はないのか
表向き、副作用はないといわれています。
しかし、シアナマイドやノックビンを服用するとじんましんが出る人は割と多いです。
ただ、筆者が考えるのは別のこと。
アセドアルデヒドを分解しないことによる害。
薬を飲んで酒を飲めば当然、発がん物質のアセドアルデヒドが身体中をめぐることになります。
そして調査してみると、「柑橘類」つまりみかんやレモン、はっさくなどの果物に微量ですがアセドアルデヒドが含まれているとのこと。
健康な肝臓ならすぐ分解するのでしょうが、薬を飲んでいたら長時間にわたり身体をめぐることになるのではないか。
発がんリスクが高くなるのではないか。
これは、あまり気にしなくてもいいほどの微量なのでしょうか・・・・・・
酒の害にくらべれば大したことないのかもしれない。