酒を飲むとアトピー性皮膚炎が悪化する理由
今回は酒害とはちょっと外れた話になるのですが。
私は子どものころからアトピー性皮膚炎があり、ストレスが溜まると悪化していました。大人になってからは仕事でストレスが増え、ちょくちょく酒で紛らわしていました。（酒を飲みだしたのは中学生からですが）
そして酒を飲むとアトピーが悪化して、よけいストレスになるのです。
血が出るほどかいてしまう
さすがに大人になると、かゆみを我慢してなるべくかかないようにしていたのですが。
仕事がしんどくなると、酒を飲んで、夜、寝ている間にかいてしまうのです。
仕事がしんどいから酒で紛らわすのですが、飲んだ日の夜、意識がないうちに首筋やヒジから血がでるほどかいてしまい、ストレスが倍増します。飲んだ日と飲んでない日、まったく悪化の程度が違うのです。
しかし、ストレスを紛らわすのは酒しかない。こういう人間がアルコール依存症になるのでしょう。
アトピー性皮膚炎が酒で悪化する理由は、最近解明されたようです。
アトピー性皮膚炎“痒み”悪化のメカニズムに新知見
京都薬科大学薬理学分野の藤井正徳准教授らの共同研究グループは、アトピー性皮膚炎において、脳内物質であるアロプレグナノロンが痒みの悪化に関与することを見いだしましたので報告します。
～中略～
(2)アルコールを経口投与すると脳内アロプレグナノロンの増加を伴って掻痒行動が増加する
京都薬科大学ホームページより引用
私はてっきり「アルコールは血行がよくなるから」かゆくなるのだと思い込んでましたが、脳内ホルモンも関係しているようです。
アトピー性皮膚炎の直接的な原因はダニ・食べ物や花粉アレルギーなどのようですが、アルコールがそれに追い打ちをかけて悪化させるようです。
アトピーの原因は完全には解明されていませんが、バリア機能が低下した皮膚に、アレルゲン(アレルギー物質)であるダニ、ほこりが入ったり、食べ物やストレスなどが要因となって起こると考えられています。
とにかくアトピーがある人は酒を止めて、他の趣味を見つけるべきです。
